プロデューサーとしての能力と執筆能力は別物だとわかる好例。「結論を出さなくていい」というタイトルに社会的弱者や被抑圧者に寄り添ったつもりなのだろうが、結局の所、筆者のどうでもいいよもやま話オンパレードでしかない。
ジレンマ(筆者によれば、生きにくさ)を楽しめというのは簡単だが、身動きできない隘路を楽しめる人など一握りだし、そもそもそこから抜け出そうともがくのが凡人の性です。
要するに本書企画自体に難があり、あとがきでの副編集長草薙麻友子への謝辞により、失敗作の主犯と従犯が明らかにされましたね。
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- 感想投稿日 : 2023年8月26日
- 読了日 : 2023年8月26日
- 本棚登録日 : 2023年8月26日
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