瞑き流れ~アドリアン・イングリッシュ5~ (モノクローム・ロマンス文庫)

  • 新書館 (2015年12月9日発売)
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本棚登録 : 171
感想 : 16
4

本編はこれにて完結。
3巻あたりからぐっと面白くなり最後まで一気に駆け抜けました。ここまで紆余曲折あったけど、とにかく2人が幸せになれて良かった。

本作では元従業員やアドリアンの元彼達も再登場。
思い返すと個性豊かなキャラクター達ばかりでした。どこか欠点というか人として駄目な部分も抱えていて、でもそこがとてもリアルで憎めない。過保護でユーモアたっぷりなアドリアンの家族も、最初は苦手意識を抱えていましたが好きになりました。
続編は短編一作以外ないとのことで、もうシリーズが終わってしまうかと思うと寂しいです。

M/M小説は人生初でしたが1作目がアドリアンシリーズで良かった。最終巻まで読むことでシリーズ全体の評価が変わる、また1巻から読み直したくなるそんな作品でした。この"読了感"を上手く言語化できないのが悔しいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL
感想投稿日 : 2024年2月27日
読了日 : 2024年2月19日
本棚登録日 : 2024年2月17日

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