フリーターの瑞希は、テレビプロデューサーの叔母から霊能力者・エステラの通訳兼世話役を依頼される。霊能力者嫌いの瑞希は嫌々それを引き受け、向かったロケ現場、エステラの霊視通り、男性の遺体が見つかって……!?
霊能力者の通訳を依頼された瑞希の物語と、林守敬という中国からの密入国者の話が並行して語られていきます。割とコミカルなテイストの瑞希の話と、シリアスな守敬の話。まったく関係のないように見える、雰囲気の違う2つの話が最後に一つにまとまり、意外な結末にたどり着きます。
何だか最初から最後まで、叔母やエステラ、慣れないテレビ業界に振り回されっぱなしの瑞希がかわいそうでものすごく瑞希に肩入れしたまま読んでしまいました。オチまでかわいそう……。事件は解決したはずなのに瑞希の今後を考えると何となく後味が悪いです。
「霊能力捜査」や「オカルト特番」みたいな番組って昔よくやってましたよね。子供の頃なんかは色々見た記憶があります。
そんな番組の数々を思い出し、懐かしい気分になりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2022年11月17日
- 読了日 : 2022年11月17日
- 本棚登録日 : 2022年11月17日
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