ある外国語から別の外国語に翻訳されてから、日本語に翻訳されたもの、というのを読む経験は少なくて(実際は聖書やら触れてはいるけれど)、けどこの本を読んで、翻訳という言語の壁のちょっとした奇妙さを知ることができた。書き下し文に直すとはいえ、漢語を白文のまま触れる経験をしていると、こういう海外を仲介した作品は外国の文化にさらされた味がするみたい。これからはこういうことも考えながら海外の文章を読みそう。
それはそれとして、夢を描いた話を集めてくれと言われて、これだけ集められる作家もいないと思う。作品の文化圏が偏っている以外は、とても興味深い。私なら夢十夜は必ず入れるだろうな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年6月19日
- 読了日 : 2021年6月19日
- 本棚登録日 : 2021年6月19日
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