新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2007年3月15日発売)
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感想 : 163
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幕末という激動の時代を徳川家の人間として生き抜いた篤姫の話。
終始、自分は徳川家の人間だから、嫁ぎ先の家が終焉の地だから、と誰よりも徳川家を想い守ろうとする姿勢は武士よりも武士であると感じた。
(京都に戻りたい和宮との対比でもあると思うけど)
家を思うが故の和宮との確執にハラハラしたが、倒幕後は打ち解けたようでホッとしました。
自分の意思を曲げず女だからと臆せず主張し、また周りへ気遣いもできるところから、いろんな人に慕われるのは確かに頷ける。
篤姫の人生を篤姫の気持ちは状況含めて読んでいたので、波乱の人生だったなと感じるとともに倒幕後は篤姫と同じようにゆったりとした気持ちになれたし情景がよく浮かんだ。

とてもよかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2019年8月1日
読了日 : 2019年8月1日
本棚登録日 : 2019年8月1日

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