ドラッカー名著集1 経営者の条件

  • ダイヤモンド社 (2006年11月10日発売)
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ドラッガーの本は、もしドラでドラッガーのマネジメント術の本を一度読んだことがあったが、有名だったこの本を一度読んでみたくて読んでみた。
エグゼクティブ(経営者や管理者)に向ける内容が多かった。
確かに納得できる内容がたくさんあったが、今の自分に参考になるものは少なかった。
ただし、成果をあげる上で重要なことは本の中にちりばめられていて自分の仕事に活かしていこうと思わせてくれるフレーズもいくつかあった。

P.F.ドラッガー
20世紀から21世紀にかけて経済界に最も影響力のあった経営思想家。
マネジメントの主な概念と手法を生み発展させたマネジメントの父。


「会議の生産性をあげるにはかなりの自制を必要とする。会議の目的を決めそれを守らなければならない。目的を達したときには直ちに閉会する。別の問題を持ち出してはならない。総括したら閉会する。」
「成果をあげる人に共通するものは、つまるところ成果をあげる能力だけである。いかに聡明、勤勉、創造的、博識であろうと、成果をあげる能力に欠けるのならば成果をあげることはできない。成果をあげることは、一つの習慣である。成果は、習得が必要となる。習慣になるまでなんども反復しなければならない。」
「成果をあげるための能力として。何に自分の時間がとられているかを知ること。遺されたわずかな図鑑を体系的に管理すること。仕事のではなく成果に精力を向けることである。「期待されている成果は何か」からスタートすることである。それぞれの状況下における強みを中心に捉えなければならない。弱みを基盤にしてはならない。」
「理想的に設計された組織とは会議のない組織である。会議を開くのは、仕事をする人たちが互いに協力しなければならないからである。」
「人に成果をあげさせるには、「自分とうまくいっているか」を考えてはならない。「いかなる貢献ができるか」を問わなければならない。」
「決定の実行が具体的な手順として誰か特定の人の仕事と責任になるまでは、いかなる決定も行われていないに等しい。決定を行動に移すには、「誰がこの意思決定を知らなければならないか」「いかなる行動が必要か」「誰が行動をとるか」「その行動はいかなるものであるべきか」を問う必要がある。」
「意思決定は本当に必要かを自問する必要がある。何も決定しないという代替案が常に存在する。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年12月21日
読了日 : 2016年12月21日
本棚登録日 : 2016年12月21日

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