読んだのは旧訳版の方だった。
短編になっているので、毎日眠る前に数話ずつ読んだ。
孫娘と祖母、父親、島の自然、島に棲む生き物たち、緩やかに関わる周辺の人達。
しばらく読んで気づいたこと。
この本では、孫娘ソフィアと祖母の会話が対応で、
誰もソフィアに、なにかをさせたり、上から教えたり、報告をさせたりしない。自主性を尊重している。
それは、最大限に相手を尊重する幸福のあり方だと思う。
眠る前に読んだおかげで、数日は毎晩いい夢を見た。
特に印象的だったのは、
夜に船に乗って、密造酒の箱を拾うシーン。
祖母が、夜にテントで眠るのはどんな感じだったか、ソフィアに聞かされて記憶を呼び起こすシーン。
明確に描写はなかったけれど、
ラストシーンはあの後の死を匂わせるものだったように感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月8日
- 読了日 : 2023年1月8日
- 本棚登録日 : 2023年1月8日
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