夫の本棚から借りてきました。
池上彰さんと、読売新聞の一面コラム「編集手帳」の執筆をする竹内政明さんが、文章の書き方について対談形式で語った本です。
私自身は普段仕事でコラム等を書くことはないし、執筆作業?といえば数行のインスタと読書レビューくらいなのですが、文章を読むこと自体が好きなのでとても面白かったです。
書き手のプロが考える秘訣や心構え、テクニックなんかも余すことなく披露されており感心しきり。
1つの表現に対して何通りもの言い換えを考えたり、たくさんの引き出しを持つために日頃から地道な努力をされていたり、全く感動ものでした。
私なんてすぐに類義語検索しちゃうし、「・・・」を多用しちゃうし、本当は使いたくないのに「スゴイ」「本当に」という表現に逃げることも多い。。
あ、「。。」とか「絵文字」もすぐ使うね。
レビューを書く時にも使えると思ったのが「自分の中でしっくりくる表現」を探すことを意識して読書をすること、「要素を書きだす」こと、それを全部は使わず「大胆に削る」こと(私のレビューはムダに長いことが多い)です。
そうそう、天声人語は時事的報道を伝えるジャーナリズムに重きを置き、編集手帳はコラムとしての読み応え(文章職人)、みたいなものに重きを置いた全く別部門なんだとおっしゃっていたのが印象的でした。
各社の色がそんなところにも出ていたんですね。面白い!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2020年8月17日
- 読了日 : 2020年8月17日
- 本棚登録日 : 2020年8月17日
みんなの感想をみる