ガクと野田さんの幸せな日々を味わいたくて読み始めたけど、結末がみえるだけに途中から読むのがつらくなりました。目次にも「わかれ」という章があるし・・・
朝の通勤時にその章を読み始めてしまい、案の定涙がとまりませんでした、ハズカシイ。
はじめての犬だからこそ余計に野田さんの中で特別な地位を占め続けているのでしょうね。それがあんなに気が合って能力が高いなら尚更・・・
我が家のワンコは1代目現在4歳。いつかその子が死んで、次の犬を飼ったとしても、その子以上の子は現れないと断言できるので、淡々とした文章の中に隠された野田さんの気持ちが痛いほど理解でき、感情移入しすぎてしまったようです・・・
別れよりも、ガクが経験した数々の冒険や、野田さんやその友人達との楽しい日々を覚えておいてあげなきゃね。
それにしても意外だったのが、野田さんは犬に対して無知だったこと。フィラリア予防のこともそうだし、ガクの子供を勧められるまま訓練学校に入れたり(野田さんが訓練された犬を好むはずが無い)、弱ったガクを近所の医者に任せてただ見守るだけだったり(人にアドバイスを受けて初めて大学病院に診せに行った)・・・頭の良い人だから、犬を飼ったらそういう基本的なことは勉強する人かと思っていたのでちょっとショックでした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2012年8月7日
- 読了日 : 2010年4月28日
- 本棚登録日 : 2012年8月7日
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