お互いがほかに誰もいなかったのにトモヨの存在だけでマリコがもたなかったことがかなしく、最後にマリコの手紙でトモヨが持ち直せそうなのがほんとうにつらい、もう手紙しかないのかと マリコがトモヨだけでは生き延びられなかったように、トモヨもマリコの手紙だけでは救われないのか、トモヨにはマリコの手紙が残ったと考えていいのかすこし迷う 素直に読めば最後にはマリコの手紙を受け取ったことはトモヨにとって救いだけれども、合わせ鏡のようにお互いしかいなかった彼女たちが、同じ結末を迎えないことを願う
最後にトモヨに手紙を書けたことも、そのマリコの手紙を受け取れたことも、やっぱりそれぞれにとっての救いだったのかもしれない
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- 感想投稿日 : 2020年1月13日
- 読了日 : 2020年1月8日
- 本棚登録日 : 2020年1月8日
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