寺地はるなさんは、2冊目なんですけど世の中の普通に問いかける普通に良い作品でしたって書いたらマズイかもw
「男なのに」
刺繍が好きな弟の清澄キヨスミ
「女なのに」
かわいいものが苦手な姉の水青ミオ
「愛情豊かな母親」
になれなかった颯子サツコ
「まっとうな父親」
になれなかった全とその友人、黒田
「いいお嫁さん」
になるよう育てられた祖母、文枝
6人の家族の物語なんですが、素敵に見えたのはお婆ちゃんの文枝さんでした。家族をサポートしてきた良妻賢母なんですが74歳にして水泳始めたり、一人旅に出たりと好きなことに挑戦していく姿が輝いてみえました。
姉の水青が結婚することになってウエディングドレスが可愛すぎて着れないとか、えぇええ、そんな感覚の人もいるんだという思いも本人に圧をかけることになるわけで尊重することも大事なんだと、息子が裁縫始めたら大丈夫だろうかって心配する気持ちもわかるんですが、好きなことするのに男も女もないですよね。男装する女性は別に抵抗ないし素敵だと思えるのに、女装する男性は勘弁してって思うところは差別じゃなく区別だなんて詭弁使ってましたけど偏見なんでしょうね。
私としてはそこは普通であって欲しいと思ってしまうんですけど、うーむ悩ましい。石を磨く少女とかはセーフなんですけど。
あと母親の颯子さん、素直でないところツンデレな感じ、演劇とか始めると感情表現とか豊かになると思うんですがコミュ症の私がゆうのもお節介でしょうねw
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2023年10月8日
- 読了日 : 2023年10月8日
- 本棚登録日 : 2023年10月1日
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コメント 2件
かなさんのコメント
2023/10/08
つくねさんのコメント
2023/10/08