フランダースの犬 (岩波少年文庫)

  • 岩波書店 (2003年11月14日発売)
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感想 : 26
4

え~、もちろん知っていますよ。
フランダースの犬でしょ?
あのパトラッシュが出てくる...

恥ずかしながら、私の知識はその程度(/ω\*)

という事で、「フランダースの犬」読んでみました。
こんな話だったんですね。
何より驚いた(  Д ) ⊙ ⊙のは、ネロ...死んじゃうんですね...

これが、あの有名な「フランダースの犬」かぁ。

こんな悲しい物語だとは思ってもいませんでした。

他にもう1作「ニュルンベルクのストーブ」がおさめられています。


<あらすじ>「フランダースの犬」
ベルギーのフランダース地方に住む少年ネロは、祖父と老犬パトラッシュとともに貧しくも幸せに暮らしていた。絵画を夢見るネロは、ルーベンスの祭壇画を見たいと願っていたが、観覧料が高くて叶わなかった。ある日、風車小屋の火事で放火の濡れ衣を着せられ、仕事も家も失ってしまう。絵画コンテストに応募したネロは、賞を逃すが画材セットをもらう。しかし、飢えと寒さに苦しみながら大聖堂へ向かい、パトラッシュとともに月光に照らされた祭壇画を見て息絶えてしまう。

<あらすじ>「ニュルンベルクのストーブ」
ドイツのニュルンベルクに住む少年アウグストの家には、祖父の代から素晴らしいストーブがありました。貧乏な家で近所から借金をし生活をしていた一家、そんな中で父はストーブを高値で売り払うことを決める。アウグストはストーブと別れるのが嫌で、ストーブの中に隠れてしまう。ストーブは列車に積まれて遠くの国へと運ばれ、辿り着いたのは王様の前。ストーブと一緒にいさせてくださいと懇願するアウグストに対し王様はアウグストがストーブと共に生活することを認められる。


幼い少年ネロと老犬パトラッシュの深い友情を描いた名作。牛乳運びの仕事をする貧しいネロは、見ることのできないルーベンスの名画に心をかきたてられます。表題作のほかに、美しい年代物のストーブをつよく愛するあまり、そのストーブの中にかくれて旅をすることになった少年の物語「ニュルンベルクのストーブ」を収録。

内容(「MARC」データベースより)

幼い少年ネロと老犬パトラッシュの深い友情を描いた表題作の他、美しいストーブを愛する少年の物語「ニュルンベルクのストーブ」を収録。再刊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月31日
読了日 : 2023年8月31日
本棚登録日 : 2023年8月30日

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コメント 18件

なおなおさんのコメント
2023/08/31

ヒボさん、私もアニメの知識くらい。最後のシーンしか覚えておりません^^;
マルコも(母をたずねて三千里)そう。オープニング!?の歌とマルコがテクテク歩く姿しか覚えておりません^^;

ヒボさんのコメント
2023/08/31

なおなおさん、こんばんは♪

お~ッ、アメディオでしたっけ^^;
お猿さん。

いや~、子供の頃に見てましたよ!
懐かしぃー

内容を覚えているかですって???

そんな野暮な質問しちゃダメですよ^^;

「フランダースの犬」、これも図書館本です♪

なおなおさんのコメント
2023/08/31

ヒボさん、アメディオが何だか分からず、検索してみました…
Σ(๑°ㅁ°๑)ハッ!思い出しました!マルコと一緒にいた白いお猿さんですね!いたいたっ!懐かしいです。…ってくらい、覚えておりません^^;
この本も電子書籍サービスなんですね。岩波少年文庫も結構ありますね!

ヒボさんのコメント
2023/08/31

にゃははははッꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)

大丈夫ですよ!
私も細かなストーリーは•́ω•̀)?

おなおさんのおかげで、読まずに死ぬはずだった本達と新しい出会いを楽しく過ごしてます(*´▽`*)

かなさんのコメント
2023/08/31

ヒボさん、こんばんは!
懐かしいですねぇ(*´▽`*)♡
「フランダースの犬」結構好きです。
エンディングは涙が止まりません…!

ヒボさんは雫井脩介さんの
「つばさものがたり」読んだことありますか?
これがまた、「フランダースの犬」を思わせる
ステキなお話なんです!
ヒボさんの好みとは違うかもしれないけれど
心を癒してくれる作品ですよ。

ヒボさんのコメント
2023/09/01

かなさん、こんばんは♪

雫井さんの作品、「火の粉」しか読んでないですぅ~
まぁ、積読は何冊かありますが^^;
「つばさものがたり」ですかぁ…
知らなかったのでちょっとググッてみました!
かなさんのおすすめ本、興味津々です♪
いつか、きっと、そのうち…ですね☆

kuma0504さんのコメント
2023/09/04

ヒボさん、おはようございます。
1000レビューおめでとう御座います♪

何故少年は死ななくてはならなかったのか?
多分、図書館を逍遥すれば回答が見つかるとは思いますが‥‥。つい思いつきだけ書いてしまいました(^_^;)。

ヒボさんのコメント
2023/09/04

kuma0504さん、祝コメありがとうございます♪

何故少年は死ななくてはならなかったのか?

図書館を逍遥する前に気になったので、色々自分なりに調べてみました。

様々な捉え方があるようですが、基本的に死因自体が原作とアニメでも違うんですね。

自殺と考えても、凍死と考えても、悲劇でしかありません。

kuma0504さんのコメント
2023/09/04

ヒボさん、こんばんは。
そうか、自殺とか凍死とかの説があるんだ!
実は、私の思っていたのは、全然違うことで、
女の子小説で主人公が死ぬのは無いのに、
少年ならば何故死ぬのか?という事でした。
しかも、基本的に神に召されて死んでいるはず。
これが結局、キリスト教のジェンダー差別というのが悪ければ、区別があるのではないかと言う、
極めて文学的歴史的な解説が何処かにあるのではないかとという「予想」でした。
男の子には、このような「覚悟」が必要なんだという、そういう小説なのでは無いか?
といういかにも難しそうな評論が何処かにあるのではないかと想像したわけです。

ヒボさんのコメント
2023/09/04

なるほどー
確かにそうですね!

chatGPTだと以下のようなものが考えられるみたいです。

ネロは貧しく苦しい生活の中で健気に生きる姿が描かれており、彼の死は社会的な不正や不幸に対する批判や抗議として表現されている。

ネロは画家になることを夢見ており、彼の死は芸術家としての才能や情熱が理解されないことや、芸術的な価値観と現実的な価値観の対立による悲劇として表現されている。

ネロはパトラッシュやアロアなど周りの人々や動物と深い友情や愛情を育んでおり、彼の死は人間性や感受性が豊かな者が残酷な運命に翻弄されることや、生きる希望を失うことの悲しさとして表現されている。

kuma0504さんのコメント
2023/09/04

ヒボさん、
ゲゲゲ、chat GPT恐ろしい。
私がなんとなく曖昧に思っていたことを言葉にしている。後はキリスト教との関係だけですね。
恐ろしい。

ヒボさんのコメント
2023/09/04

フランダースの犬とキリスト教との関係については、様々な見解があると思いますが、私はウェブ検索の結果をもとにいくつかの情報をお伝えします。

まず、フランダースの犬は、イギリスの作家ウィーダが1872年に発表した児童文学であり、ベルギーのフランダース地方を舞台にした貧しい少年ネロと犬パトラッシュの友情を描いた悲劇です。物語の中で、ネロは絵画に興味を持ち、アントワープの聖母大聖堂にあるルーベンスの祭壇画「キリストの昇架」と「キリストの降架」を見たいと願っています。これらの絵画は、キリスト教の信仰に基づいて描かれたものであり、ネロはその美しさと感動に惹かれていました。

ヒボさんのコメント
2023/09/04

しかし、ネロは周囲の人々から理解されず、様々な不幸に見舞われます。最後には、祖父を亡くし、家を追い出され、絵画コンクールに落選し、風車小屋一家からも拒絶されます。彼はパトラッシュとともに吹雪の中で大聖堂へ向かい、祭壇画を見ながら息絶えます。この物語は、多くの人々に感動と涙を与えましたが、キリスト教的な視点から見るとどうなるでしょうか?

ヒボさんのコメント
2023/09/04

一つの見解としては、ネロはキリスト教徒として神に忠実な生涯を送ったというものです。彼は地上で良き行いをしましたが、報われることがほとんどありませんでした。しかし、キリスト教徒には永遠の命が与えられており、地上での苦難は永遠と比較するとほんの僅かなものです。ネロは天国で良き行いの報いを大いに受けているはずです。聖書には「よいものを蒔くものは、よいものを刈り取る」と書かれており、「誰にも分からないように良き行いをすると、神によって祝福される」とも書かれています。だから、フランダースの犬を見て泣いたり悲しがる必要はなく、むしろネロが神から多くの報いを受けたことを喜ぶべきだということです。

ヒボさんのコメント
2023/09/04

別の見解としては、ネロはキリスト教的な価値観や美意識に触れたことで自己犠牲や悲劇的な死を選んだというものです。彼はルーベンスの絵画に魅了されましたが、それらはキリスト教的な観念や感情に基づいて描かれたものであり、「キリスト教的な美学では美しさや善さや真実性が一致する」という考え方があります。ネロは自分の美しさや善さや真実性を表現するために絵画を描きましたが、周囲の人々はそれを理解せず、彼を拒絶しました。ネロは自分の存在意義や価値を見出せず、自分の死によって神に近づこうとしました。この物語は、キリスト教的な美学や倫理がもたらす悲劇性や矛盾性を示しており、ネロの死は神の意志ではなく、人間の選択によるものだということです。

ヒボさんのコメント
2023/09/04

以上が、フランダースの犬とキリスト教との関係についての二つの見解です。もちろん、他にも様々な解釈があるかもしれませんが、私はこれらの情報を参考にして、自分なりの考えを持つことが大切だと思います。

とchatGPTが申していました(^_^;)

kuma0504さんのコメント
2023/09/04

ヒボさん、ありがとうございましたー!

だから、ネロはキリスト教世界では決して敗者ではなく、むしろ勝者(という言い方が正しいかどうかはわかりませんが)なんだということですね。
私は、この当時では女性には与えられない位置だと思うのです。

ヒボさんのコメント
2023/09/04

こちらこそkuma0504さんのおかげで1人では気づかなかったことを教えて頂き、1人では見えなかった景色を垣間見ることが出来ました(*^^*)

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