火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2015年12月8日発売)
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感想 : 164
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積読になっていた本書、最近読み終えられた多くの読者の方と同じく、私も「プロジェクト・ヘイル・メアリー」からの続け読みとなりました。

319Pの文庫本、読み終えるのに平日5日を要しまだまだ仕事が多忙な状態が続いている事を再認識させられました。

上巻の評価☆4つはどうしても比べちゃうんです、プロジェクト・ヘイル・メアリーと。

映画「オデッセイ」の原作です、決して本書が面白くない訳ではありません。

本作の主人公はたった1人で火星に取り残されてしまったワトニー。

彼の陽気なキャラクター、そういう設定だってわかっていてもniceだと思います。

だって考えてみて下さい、たった1人で火星に取り残されるんですよ。

そんなの......絶望しかない......

でもワトニーは違うんです。

自ら生きる為、火星で食料を自給し、設備を修理し、生き延びるための策を講じていくんです。

次々とワトニーを襲う試練、しかし彼は読者にとってのユーモアを交えながら立ち向かっていきます。

上巻の最後ではワトニーを救うべく、救援物資として当座の食料を乗せたロケットが地球から打ち上げられるも失敗に終わったさらなるピンチで終わりました。

どうなる?ワトニーは無事に地球へ戻れるのか?
(映画にて結末は知っているのですが)

さて、下巻も楽しみに読み進めていきます。


説明
内容紹介
映画「オデッセイ」原作。 有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところが――。奇跡的にマークは生きていた!? 不毛の惑星に一人残された彼は限られた食料・物資、自らの技術・知識を駆使して生き延びていく。
内容(「BOOK」データベースより)
有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところが―。奇跡的にマークは生きていた!?不毛の惑星に一人残された彼は限られた食料・物資、自らの技術・知識を駆使して生き延びていく。映画「オデッセイ」原作。
著者について
アンディ・ウィアーは1972年6月16日、カリフォルニアに素粒子物理学者でエンジニアの息子として生まれた。15歳で国の研究所に雇われ、現在までプログラマーとして働いている。科学、とくに宇宙開発に強い関心を寄せ、作家志望だったウィアーが初めて発表した小説が本書『火星の人』である。『火星の人』は、まず自らのウェブサイトに公開され、その後キンドル版を発売。発売後3カ月で、35000ダウンロードを記録した。その後、2014年に紙書籍版を発売され、世界的なベストセラーとなった。20世紀フォックスによって映画化され、世界中で大ヒットを記録している(映画化名「オデッセイ」)。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ウィアー,アンディ
1972年6月16日、カリフォルニアに素粒子物理学者でエンジニアの息子として生まれた。15歳で国の研究所に雇われ、現在までプログラマーとして働いている。科学、とくに宇宙開発に強い関心を寄せ、作家志望だったウィアーが初めて発表した小説が『火星の人』である。『火星の人』は、まず自らのウェブサイトに公開され、その後キンドル版を発売。発売後3カ月で、35000ダウンロードを記録した。その後、2014年に紙書籍版が発売され、世界的なベストセラーとなった

小野田/和子
青山学院大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年1月20日
読了日 : 2023年1月20日
本棚登録日 : 2022年5月7日

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