ルリユールおじさん

著者 :
  • 理論社 (2006年9月1日発売)
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感想 : 222
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ここ最近になって電子書籍を利用するようになりましたが、まだまだ紙の本が好きな私。

わかりますよ。

好きな本は何度も何度も読みますもんね。
でも、だんだんと傷んでくるんです(>_<)

そんな大切な本を修復するルリユールおじさん。
(ルリユール relieurとは、フランス語で「もう一度~する/〜し直す」という意味のre-と、「(糸で)綴じる」という意味のlier、これら2つの単語を合わせた言葉であり、主にフランスで製本・装幀を手作業で行う職人を指す言葉。フランスでは記録に残っている限り16世紀末頃からルリユール(「綴じ直す人」)を名乗る職業が発生している。)

大切にしてきた大好きな本が傷んでしまったソフィーの為、ルリユールおじさんが本に再び命を灯します。

<あらすじ>
パリの路地裏に住むソフィーは、大切にしていた植物図鑑が壊れてしまいます。そこで、手作りの製本をするルリユールおじさんの店を訪ねます。おじさんは、ソフィーの目の前で図鑑を丁寧に修復していきます。その過程で、おじさんの父との思い出や、製本職人の誇りや愛情が語られます。最後に、金箔の文字で名前を入れてもらった図鑑は、世界で一つだけの美しい本になります。ソフィーは、おじさんに感謝し、植物学の研究者になります。

本の概要

内容(「BOOK」データベースより)

パリの路地裏に、ひっそりと息づいていた手の記憶。本造りの職人から少女へ、かけがえのないおくりもの。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月1日
読了日 : 2023年10月1日
本棚登録日 : 2023年10月1日

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