スーホの白い馬 (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店 (1967年10月1日発売)
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本棚登録 : 2576
感想 : 226
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なんとなく覚えているので、きっと幼少期に読んだことがあるんだろう。

子供の頃に手にした絵本達、覚えている作品もありますが、大人になって読んだ本達は読んだことすら忘れていることも...^^;

ブクログさまさまです(/. .\)



昔、モンゴルの草原にスーホという少年がいました。ある日、道ばたに倒れていた生まれたばかりの白い子馬を世話し、大事に育てましたが……。馬と少年スーホの哀切な物語と、モンゴルに伝わる楽器「馬頭琴」の由来が描かれ、感情を揺さぶられるでしょう。横長の画面を生かし、モンゴルの大平原を舞台に雄大に描ききったこの絵本は、国際的評価を受けています。

商品説明

淡い、水彩のような絵で描かれた、モンゴルの民話。あまりなじみのない馬頭琴という楽器ができた、そのわけが語られる。

スーホというのは、昔、モンゴルに住んでいた羊飼いの少年の名前。貧しいけれど、よく働き、美しい声をした少年だった。そのスーホがある日つれて帰ってきた白い子馬は、だんだんと大きくなり、スーホととても仲良くなった。スーホは白い馬のために、白い馬はスーホのために一生懸命だった。ところが…。

見知らぬ国モンゴルにノスタルジーさえ感じさせる絵の色彩とトーンが、悲しくも美しいストーリーにいっそうの深みを加えている。叙情的なストーリーと絵の両方をゆっくりと味わってほしい。読んであげるなら4歳から、自分で読むなら小学校中学年から。(つちだみき)

著者について

大塚勇三

赤羽末吉 1910年東京に生まれた。1959年、日本童画会展で茂田井賞受賞。1965年、「ももたろう」(福音館書店)、「白いりゅう黒いりゅう」(岩波書店)、1968年、「スーホの白い馬」(福音館書店)で、それぞれサンケイ児童出版文化賞。1973年、講談社出版文化賞。1975年、小学館絵画賞と国際アンデルセン賞特別賞、またブルックリン美術館絵本賞。1980年、それまでの絵本の業績に対して、国際アンデルセン賞画家賞を受賞。1982年には、東ドイツのライプチッヒ国際図書デザイン展で教育大臣賞および金メダル賞受賞。1983年にはイギリスのダイヤモンド・パーソナリティ賞を受賞した。ほかに「つるにょうぼう」「したきりすずめ」(福音館書店)、「源平絵巻物語・全十巻」「絵本よもやま話」(偕成社)などがある。1990年没。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年3月17日
読了日 : 2024年3月17日
本棚登録日 : 2024年3月17日

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コメント 6件

アールグレイさんのコメント
2024/03/17

昔懐かしい本ですね!
息子と一緒に読みました。

aoi-soraさんのコメント
2024/03/17

「スーホの白い馬」と言えば、教科書ですね^⁠_⁠^
私の時も載ってたし、子供たちも音読してましたよ〜
子供の音読、当時は聞き流していましたが、改めて読むのも良いですね。

ハッピーアワーをキメたK村さんのコメント
2024/03/17

こんにちは♪
哀しいお話ですよね๐·°(৹˃̵﹏˂̵৹)°·๐
aoi-soraさんと同じで、私の時も娘の時も小学校の国語の教科書に載っていました
私は二年で娘は三年だった様な記憶があります
ハルハが可哀想で、衝撃過ぎて、早く次の単元に移って欲しい(; ꒪ö꒪)、と願っていた子供の頃の自分を思い出しました
教科書に載るお話って、それなりに意味があるものだと今更ながら思い知りました

ヒボさんのコメント
2024/03/17

アールグレイさん、aoi-soraさん、ハッピーアワーさん、こんにちは♪

そっかぁー教科書にのってたんですね…
.........思い出せませんがw

でも、内容を覚えてるってことは、当時はちゃんと勉強してたのかなσ(゚Д゚*)

先日〇〇年振りの再読となった「スイミー」同様、教科書にとりあげられる意味があるんでしょうね...

アールグレイさんのコメント
2024/03/17

スイミー<*)) )><
懐かしい!
息子が小2の頃に、観劇会で演じたお話。
一匹だけ黒のお魚――

ヒボさんのコメント
2024/03/17

見つけた時は迷わず手にとりました♪
∈( ⊙_________ ⊙)∋

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