楽園のアダム

著者 :
  • 講談社 (2021年9月3日発売)
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本棚登録 : 452
感想 : 48
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人類にとってどんな未来が一番ベターなのかは、人によって違っていて当然です。1000年後なんて自分には関係ないから人類なんて滅亡してもいいや。という事も思えたりするのですが、実際今まで綿々と続いてきたこの人間界が終了してしまうのは、やはり悲しいと感じます。
どんな形でも続いてほしいとは思うけれど、そもそも人間が世界であるという傲慢さから、地球の汚染を招いているのも事実。この数十年で生物が絶滅する数は15分に1種らしいですよ。僕の生まれた1974年ころは1年で1,000種。これでも多いですが、今は年間40,000種です。この中で人間が増加を続けているわけなので、実際異常ですよね。
閑話休題
この本は800年後生き残った人類の平和なコミュニティで起こった殺人をテーマにしていますが、びっくり仰天の展開もあります。それがスポンと胸にはまった人には名作。そうでない人にとっては迷作になる作品か。意識の高いSF小説。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月24日
読了日 : 2022年4月22日
本棚登録日 : 2022年4月22日

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