一つの話の登場人物ごとに視点を分ける連作は、寺地さんの得意とするところです。
血のつながらない父母の残したホテルを継いだ優しい息子(主人公ではない)の世代のドタバタ気味の青春人情劇。
その母親が在りし日のホテルをめぐる友情と愛情の物語。
そしてひょんな事からホテルに出入りする事になる女の子の視点から見た、ホテルに関わる人々の姿。
もっと諸々要素はあるのですが、どちらかというと枝葉に思える、淡い思いやりのような感情が印象に残る物語です。
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- 感想投稿日 : 2020年8月11日
- 読了日 : 2020年8月5日
- 本棚登録日 : 2020年8月5日
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