レポメン (新潮文庫 カ 32-1)

  • 新潮社 (2009年9月29日発売)
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本棚登録 : 57
感想 : 9
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人工臓器が普及した近未来。でもとても高額なので分割ローン。支払いがちょっとでも遅れると、レポマン(取り立て屋)が抜き取りにやってくる……!
と、筋だけ書くとホラーかサスペンスっぽいけどそんなことは全然なく、飄々とした語り口のアメリカ現代文学? 
映画化されていて、今年(2010年)の夏に「レポゼッションメン」というタイトルで公開されるそうだが、トレーラーを見る限りだいぶノリが違うようだ。原作は「レポメンになるまでの青春時代の回想」とか「昔の嫁さん達と離婚するまでの顛末」など個人の話ばかりがだらだらと続く。でも、意外に面白かった。
邦題がインパクト無くていまいちな気がする(ストレートに「臓器取り立て屋」とかでも良かったのに)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2010年5月4日
読了日 : 2010年5月4日
本棚登録日 : 2010年5月4日

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