平林都の接遇道

著者 :
  • 大和書房 (2009年11月20日発売)
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感想 : 126
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僕もこの人の研修風景をかつて一度だけテレビで見たことがあるのですが、いやはや…。強烈な内容だったことを今でも覚えています。もしも僕が実際にあの現場に放り込まれたら、と思うだけで背筋が寒くなります。

あの茂木健一郎先生をして
「あの人の研修は脳に悪い」
と言わしめた平林都さんの「接遇道」を書いた著作の第一弾です。僕はテレビでの鬼講師ぶりは
一度しか拝見しておりませんが、著作を拝読させていただく限りでは
「なるほどなぁ」と何度もうなづきたくなるほどの内容で、
たとえば、

◎笑顔を見せるときには、声を出さずに歯を出す。

◎気持ちのいい「はい」が言えない人は、何ごとに対しても腰が重い。

◎仕事場は、あなたの舞台です。

◎お客様が二度と来ないお店には、理由があります。

◎とっつきやすい人は、一生得をします。

などの各章にタイトルにつけられていることはもちろんのこと、

身だしなみや挨拶などの些細なことからも店の売り上げの成否が大きく分かれるものなんだな、ということを改めて教わったような気がします。こういう視点を持ってたとえばデパートなどを回っていくと、
「あぁ、彼女が言いたかったのはこういうことだったのか」

と思うことが多々あると思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2011年7月8日
読了日 : 2011年7月8日
本棚登録日 : 2011年7月8日

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