旦那が何を言っているかわからない件 3

  • 一迅社 (2013年2月26日発売)
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本棚登録 : 221
感想 : 4
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筋金入りのヲタクである旦那と、そんな彼と結婚した全くの一般人であるカオル。本書はそんな彼女たちが紡ぎ出す「ラブラブ劇」の第3弾です。二人の生い立ちや交際の経緯、デートの様子が描かれております。

ヲタクの旦那に振り回されつつ、持ち前の『男前』ぶりで『夫婦漫才』を繰り広げるカオル。大人気Web連載のコミック化第三弾です。相変わらずの夫婦っぷりで、この巻では二人の出会いや初デート。カオルが今の会社で働きだして、一人暮らしをしていたときのエピソードや旦那の学生時代のエピソードなどが紹介されていて、『あぁ、二人は出会うべくして出会ったんだなぁ』と読み終えた後に思ってしまいました。

さらに、脇を固めるキャラクターもどれも個性的で、ボウリングに行くときのエピソードや、旦那がコミケ(コミックマーケット)を回る話は『分かる方には分かる』エピソード満載でありました。カオルはあくまでも『一般人』でしかも女性。旦那の趣味に理解はできなくても許容する、という立場を全編に渡って貫いているわけですが、こういう、何というのか…。いかにも『割れ鍋に綴じ蓋』という言葉がぴったりの夫婦でも、当人同士が幸せであれば、それでよいのではないのでしょうか?

Web上では連載が続いているようですので、もしご購入を考えている場合は、マズ試しに読んでみる、という選択肢もできるというところが本書のありがたさであると、個人的にはそう思っております。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年8月14日
読了日 : 2013年8月14日
本棚登録日 : 2013年4月26日

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