1933年、ナチの台頭、1919の革命の失敗した社会民主党と共産党の確執。1919とは違った空気感。なんだろう、不安が世界を覆っている。政治的に立場が明らかではない、どこの党員にもならないハンス、でも、自分のよって立つ場所はしっかりしている。こういうスタンスで生きる若者がちゃんと生きれる世の中であればと思うのだけれど・・・時代は1933、悲劇が見えている。1919で革命に酔った人々がそれぞれの立場に分裂していくのは悲しい。すこしの違いを超えて連帯していくことは永遠のテーマだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童書
- 感想投稿日 : 2015年7月25日
- 読了日 : 2015年7月22日
- 本棚登録日 : 2015年7月25日
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