彼女の童話は、小学生の時に3冊読んだ。
どうしてここまで魅了されるのだろう。
私はメアリ・ド・モーガンの童話が大好きだ。
この本の中では、「ジプシーの杯」はお気に入りだった。
手の平に掬われた、あやしくきらめく月光が、
今にも指の隙間からこぼれ落ちようと…
きらきらひかる指輪だらけの、小さな鳶色の手。
月のひかりは、さながら液体のよう。
ありとあらゆる色どりの、見たこともないほど美しく絵付された陶器。
想像は膨らみ
あまりの美しさに
息が少し苦しくなる。
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- 感想投稿日 : 2010年11月16日
- 本棚登録日 : 2010年10月19日
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