チャーリーとの旅

  • ポプラ社 (2007年3月1日発売)
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本棚登録 : 205
感想 : 33
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アメリカ全国を美しい描写と様々との人との会話で回る 最後の方は一気に社会派になる 現代の差別主義者も大っぴらにここまで言うことはないと思うが、思うところは一緒なのだろうと、スタイベックが出会った差別主義者の話を読みながら

チャーリーが可愛いのは勿論だが、スタインベックは1人格(犬だから犬格?)として扱っていて話している様子も楽しい スタインベックは今のアメリカをどう描くのだろうか 晩年の作品なので懐古的なところもしばしば見られるけど 訳も古臭くなくとても読みやすい 絶版なのが残念

しかし旅の最中でこのように深く話せるというのは、良いよね…好きなくだりは、あるモーテルの親子の話で都会に憧れ美容師を目指す子と宿の主人として燻っている父、そして間に挟まれるスタインベックのところ

知っている場所が出ていると嬉しいものだ しかし大分今と様子は異なるだろう(1960年代の話なので) でもゴールデンゲートブリッジとサンフランシスコの都市を眺めているところで見える風景は今とそう変わらないのではないだろうか

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年8月17日
読了日 : 2023年8月17日
本棚登録日 : 2023年8月17日

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