表紙に一目惚れして購入。ハヤカワ文庫って多分ニューロマンサーくらいしか読んだことがなくて、そもそもSFというジャンルに関しては生まれたての赤子くらいの知識しかないので、そんな自分がこういう本を読んだらどうなるんだろうっていう興味もあった。
中身はこれぞジュブナイルというか、作者さんが現役最古のラノベ作家を自称してるだけあってストーリーの筋は古き良き王道を直進している。今時のラノベと比較したら間違いなく硬派なものに分類されるのかもしれないけど、自分はその方が好き。小さい頃はこういうシチュエーションに憧れたもんですよ。
文体はSFだからなのかこの人の特徴なのかはわからないけど、登場人物の感情描写より事象や物質の説明に重きが置かれていて、理系!って感じの文章だった。好みではないけれど、慣れてくると歯応えがあって楽しい。あと余談なんだけど、007のゴールデンアイが好きなんですよ自分。小さい頃64で友達と撃ち合いまくったやつ。それに出てくるアンテナが設置されてる天文台の名前をこの小説のお陰で知ることができたので、やっぱ読書っていいよね。
そして手に取った時こそ読み切りだと思ってたけど続きものやんね……シリーズ終了まで追いかける記憶力があるかどうかは俺のみぞ知る。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ライトノベル
- 感想投稿日 : 2019年2月27日
- 読了日 : 2019年2月27日
- 本棚登録日 : 2019年2月27日
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