ポイント
第一章
脳には性差がある
男女の対話は、真逆の制御
女性脳は、ことの発端から、時系列に経緯を語りながら、そこに潜む真実や真理を探り出している。共感によって上手に話を聞いてもらうと、この作業の作業の質が上る。そうして、話し終えるころには、きっぱりと結論が出ている
男性脳は、優秀なほど「省エネ型」
問題解決のために対話を紡ぐ。相手が状況を語り出したら、その話の意図を探り、素早く「解決すべき問題点」を洗い出そうとする
反射的に、自分の心情より、公平性を遵守する
女性脳は、「怖い」「ひどい」「つらい」などのストレスを伴う感情が起こるとき、そのストレス信号が男性脳の何十倍も強く働き、何百倍も長く残る。そして、共感してもらうと、その余剰な信号が沈静化するようにできている
女性脳は近くを精密に観察、男性脳は世界を俯瞰で見てる
将来は脳の性差が無くなるかもしれない。
第二章
「女性に共感」これが全て
「ぼうっと時間」に、男性脳は、「縦方向の信号(空間認知)」をフル稼働させている。特に、身体制御と空間認知の司令塔・小脳が発達する八歳までの、のちの理系の才能を発揮する男の子たちの「ぼうっと」さは凄い
「男のぼうっと時間を、できるだけ放っておく」のが大事
ひらめきや気づきを必要とする会議には、「女性脳会議」がお勧め、
・会議の最初に、本題に関係ない世間話をする
・本題に入ったあとに、話が横滑りしても、気にしない
・「要するに」は禁句
・数字を口にするのも避けたい
・人の話は、基本、共感で受ける
・否定するときでも、気持ちだけは受けとめる
・アジェンダは用意しない
・ホワイトボードにテーマも項目も書かない。思いついたことばを書くのみとする
効率を重視するなら「男性脳会議」
・テーマと項目を先に決める
・ホワイトボードやプロジェクター示す
・発言は「横道にそれない」「結論から言う」「数字を言う」
・最初に問題点を列挙しても良い
この二つの会議は漫然と混ぜてはいけない
第三章
相づち、あいうえお
それをうまく組み合わせるのが大事
「いきなり弱点を突く」はご法度
成果ではなく、過去時間をねぎらう
デートに誘うなら、少し先の楽しみを与えてあげる(梅雨が明けたら、美味しいビールを飲みに行こう。寒くなったら、ちゃんこ鍋を食べに行こう)
デート後の「思い出し」も大事
女性に「今だから言うけど」は、絶対に言ってはいけない
女性に謝るときの鉄則
「気持ちに言及して、謝る」
答えようのない質問に対処しよう
「あなたって、どうしてそうなの?」「きみに嫌な思いをさせて、ごめん」「わかっているのなら、なぜするの?」「(狼狽して)本当に自分でも嫌になる。不器用で、本当にごめんなさい」
「なんでわかってくれないの?」「気づかなくてごめん」
「〇〇と私、どっちが大事?」「きみに寂しい思いをさせたね、ごめん」そして男性からもちょっとした愚痴とか、仕事の話とかをする
「一緒にいる意味がない」「バカなことを言うなよ、一緒にいるだけで意味がある。そんな女はお前だけだ」
No.1ホストの魔法のことば「きみに、そんなことを言わせたのが悲しい」(似合う顔と似合わない顔があるらしい)
「あなたの言う通りだね」と爽やかに負けを認めるのも良い
いきなり優しいことばかけると、冷たくあしらわれるが、めげずに続けるのが大事
ヤ行音という上級テクニック
やれやれ、やっと、ゆっくり、ようやく等
- 感想投稿日 : 2022年8月5日
- 読了日 : 2023年1月29日
- 本棚登録日 : 2022年8月5日
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