いろんな意味で無茶苦茶、でも面白い迷作! 真夏の孤島で起こる本格&タイトル当てミステリー?!
※斬新な本書を読んだ記念に、本レビューは「南国モード」で書きました
仲間達と募って、真夏の孤島で最高なバカンス! 大好きな女の子や赤毛の女子高生もいてウキウキ!しかしその島はクローズドサークルになり、殺人事件が発生してしまい…
いきなりタイトルが意味わかんない本書、物語もミステリーに対してアグレッシブな試みがされており面白い。中身もバカミスで真相も良い意味でひどすぎる。しかしながらそこが圧倒的な魅力ですよね。
謎解きはしっかり(一応?)ロジカルなアプローチで解決されていて、メイントリック自体も奇抜すぎてスゴイ。タイトル当てという発想や、途中差し込まれる作者からのコメントもスパイスが効いていて極上のバカミスです。
またキャラクター描写もメリハリが効いていて、えげつないですね。人物像が物語の筋にもしっかり組み込まれており良くできています。すばらしいです。
ただ正直、人にはオススメできません、特に女性の皆さんには。しかし続編が超気になるので、私は読み倒すでしょう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本格ミステリー
- 感想投稿日 : 2022年1月29日
- 読了日 : 2022年1月28日
- 本棚登録日 : 2022年1月28日
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