トリックの発想がえげつなすぎ。孤島の館で発生した密室殺人、不可解な状況で発見される死体。堂シリーズの第四弾!
本作の主人公である女学生が、孤島で開催される数学講義に招待された。数学者たちが集まる二つの館で講義が始まるが、いつの間にか人が消えてしまい…
トンデモ館で発生した密室殺人を解決すべく、推理を繰り広げる本格ミステリー。
よくもまぁこんな館、仕掛けを思いつきましたね。眼球堂、双孔堂、五覚堂と、ほぼありえない建物で困難なトリックだと思ってましたが、一応の現実性はありました。
しかし、さすがに今回は無理でしょw でもそこが最高!
相変わらず数学の講釈はついていくのが大変ですが、世界観や登場人物のキャラクター描写は素晴らしい。数学者の鬼才ぶりというか、変態ぶりが萌える。今後の展開が楽しみになる結末もいいですね、本シリーズがますます面白くなってきそうです。
理系、建築が好きな人には是非お勧めしたいミステリーです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
本格ミステリー
- 感想投稿日 : 2022年2月4日
- 読了日 : 2022年2月3日
- 本棚登録日 : 2022年2月3日
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