古人骨は語る: 骨考古学ことはじめ (角川文庫ソフィア 257)

著者 :
  • KADOKAWA (1999年12月1日発売)
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感想 : 2

藤ノ木古墳の人骨鑑定者,またポリネシア人と日本人の比較近似性の権威ということで,面白いエピソードがあるかと期待したのだが,これは「ことはじめ」の副題通り,一般向けの骨考古学啓蒙書とも言うべきもので,少しお門違いだったようだが,それは私の思い違いだから本書の責任ではない.
骨考古学への関心を喚起するという目的からすれば,記述は平易だし語り口もエッセイ的で,かつ広く浅く押えてあるので,通勤電車の中でも気軽に読める.但し,カバーには全身骨格のイラストと,「古人骨」と大書してあるので,そういうことが気になる人にはブックカバーを推奨.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 1999年12月31日
読了日 : -
本棚登録日 : 1999年12月31日

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