蟲師 (1) アフタヌーンKC (255)

著者 :
  • 講談社 (2000年11月20日発売)
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「動物とも植物とも異なる、生命の原生体たるモノ──
”蟲”。それらは時に人智を超えた現象を呼び、そして
ヒトは初めてその妖しき存在を知る。ヒトと蟲とを繋
ぐ存在、それが”蟲師”と呼ばれる者──。」

2003年「文化庁メディア芸術祭」漫画部門優秀賞
2006年「第30回講談社漫画賞」一般部門受賞
2006年の「文化庁メディア芸術祭」10周年企画として行われた「日本のメディア芸術100撰」漫画部門に選出。
2005-2014年 アニメ化
2006年 実写映画化

・『東大×マンガ』東大カルぺ・ディルム著 内外出版社で紹介。
「舞台は、日本人がまだ自然に対して畏敬の念を持っていた時代で、蟲と呼ばれる超自然的な存在が登場します。蟲は、人間の生活の裏側にただ存在しているだけで、害を加えようとすることも、恩恵を与えようとすることもありません。人間が勝手に解釈して、蟲に怒ったり、蟲を好意的に見たり・・と、いろいろな対応をします。日本の考え方で言えば、”神”と解釈した方がわかりやすいかもしれませんね。」
「主人公は(略)そこにある自然として畏敬の念を持ちながら蟲と共存する。西洋とは違う、日本特有の文化観が見て取れますー超自然的な存在に対して主人公は「人はそれでも、自然の一部だ」と言います。ー都会に住み、自然と触れ合うことはなくなり、人の手がまったく入ってこない自然は、もう日本にはほとんど存在していないけれど、でも人間は自然の一部である。こういう考えは学ばなければならないものだと思います。」
(『東大×マンガ』p56より)

・柔らかな絵が好み。
ゆっくり読みたい。どんよりした雨の日とかに。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マンガ
感想投稿日 : 2024年4月12日
読了日 : 2024年4月12日
本棚登録日 : 2024年4月12日

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