庭で運動会の練習をしているすずめを見て、帽子屋さんはすずめを応援したくなり、帽子を作ってあげました。運動会の日、いっせいに飛び立ったすずめたちを見た帽子屋さんは、みんなの帽子を作ってあげたいと思うのでした。
作者・西本鶏介さんからのメッセージ:
「ぼくが生まれ育った田舎にはたくさんのすずめがいて、稲穂の広がるたんぼの上を一団となってとんでいったり、電線に並んでおしゃべりをしたり、子ども心にすずめになりたいと思ったものです。ぼくはいまでも小鳥のさえずりを聞くと、なにを話しているのかと思わず耳を傾けたくなります。童話のすばらしさは小鳥とだっておはなしができ、友だちになれることです。ぼくは散歩しながら空を見上げます。どこかに運動帽子をかぶったすずめがいやしないかと。ぼくは小鳥の中ですずめがいちばん好きです。」
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カテゴリ:
絵本(秋)
- 感想投稿日 : 2023年3月27日
- 本棚登録日 : 2023年3月27日
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