イギリスやアメリカの作家の作品はよく読むが、イスラエルの作家は初めてかもしれない。
日常の習慣など知らず、時に意味がわからなくなる時もあった。
印象に残ったのは、『タブラ・ラーサ』。
孤児院で生活するAは、「年寄り病」にかかっており、通常の十倍の速さで成長する。世の中に出ていくためには適正試験をパスしなければならない。
Aは試験のすべての回答に正答するも合格にはならず、施設から逃亡を図ろうとするが...
クローンと言うと、カズオ・イシグロの作品で臓器移植のためとあったが、復讐のために生みだすとは。
でも、ホロコーストを体験したら、クローンでも復讐したいと思うぐらい、壮絶なのだろうなと。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2023年
- 感想投稿日 : 2023年6月4日
- 読了日 : 2023年6月4日
- 本棚登録日 : 2023年6月4日
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