銀河の果ての落とし穴

  • 河出書房新社 (2019年9月20日発売)
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本棚登録 : 154
感想 : 10
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イギリスやアメリカの作家の作品はよく読むが、イスラエルの作家は初めてかもしれない。

日常の習慣など知らず、時に意味がわからなくなる時もあった。

印象に残ったのは、『タブラ・ラーサ』。
孤児院で生活するAは、「年寄り病」にかかっており、通常の十倍の速さで成長する。世の中に出ていくためには適正試験をパスしなければならない。
Aは試験のすべての回答に正答するも合格にはならず、施設から逃亡を図ろうとするが...

クローンと言うと、カズオ・イシグロの作品で臓器移植のためとあったが、復讐のために生みだすとは。
でも、ホロコーストを体験したら、クローンでも復讐したいと思うぐらい、壮絶なのだろうなと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2023年
感想投稿日 : 2023年6月4日
読了日 : 2023年6月4日
本棚登録日 : 2023年6月4日

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