鬼平犯科帳 (12)
鬼平さんの活躍に欠かせない密偵達。彼らも“元・盗賊”という事で、〈昔とった杵柄〉で盛り上がってしまう、「密偵たちの宴」。密偵達の台詞のみのやり取りが、読んでいて自分もその宴を覗いているような気分になりました。それにしても、すべてお見通しの鬼平さん。恐るべし。
そして、鬼平さんの息子・辰蔵さんも登場する「白蝮」。
“女好き”なお気楽同心・忠吾さんでさえ、辰蔵さんの女性趣味には若干引き気味になっているのが笑えます。この話では、凄腕同心・沢田さんが過去敵わなかった女性が出てきますが、なんとなく、沢田さんには幸せになってほしいと思ってしまう私です(あ、小柳さんも)。
読書状況:読み終わった
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2020年読了分
- 感想投稿日 : 2020年5月16日
- 読了日 : 2020年5月16日
- 本棚登録日 : 2020年5月16日
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