響きわたるシベリア杉 (響きわたるシベリア杉 シリーズ2) アナスタシア第2巻 (響きわたるシベリア杉シリーズ 2)

  • ナチュラルスピリット (2013年8月23日発売)
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アナスタシア・響きわたるシベリア杉シリーズ2

アナスタシアと出会ったシベリア・タイガの森から帰ってきたウラジーミル氏のその後の話が、アナスタシアとの会話の回想も織り交ぜながら書かれています。
ビジネスに失敗したウラジーミルは、アナスタシアから本を書くように言われていたにも関わらず、まず起業家協会立ち上げようとしますが上手くいかず、八方塞がりだった時に、元KGBのホームレスに出会い、彼の死をきっかけに、やっと本を執筆します。アナスタシアについて書かれた本は、静かにそして確実にロシア中に広がっていきます・・・。
アナスタシアのヒーリング能力を金儲けに使おうとしたりと、まだまだ“俗”なウラジーミル。
本の出版後は「氏の精神性が低いからアナスタシアが理解できていない云々・・」「(アナスタシアとコンタクトしたのが)なんでお前やねん?」みたいな(アナスタシアは素晴らしいけど)ウラジーミルに対する批判が殺到したらしいです。
ウラジーミルが“プライドという自尊心を飲み込んで”自分の恥ずかしい部分もありのままに書いたが故なので、ここはアナスタシアの言いつけ通りにやっていますね。
本書でも興味深い供述がいくつかあって、ウラジーミルがアナスタシアの祖父と街中でいきなり再会した時に、祖父が語った幼い頃のアナスタシアの様子(まさに“地球”に育てられていたと言っていいほどスーパーナチュラル)や、ピラミッドやドルメン(支石墓)の秘密などなど。
ラストはウラジーミルがアナスタシアとの間にできた息子に会いに出発するところで終わるのですが、ベビー服やベビーフードやおもちゃ等、アナスタシアに“いらん”と言われそうなものをしこたま買い込んでしまうところが、ウラジーミル氏たる所以という感じですかね。
ところで、アナスタシアが“聖地”として挙げたロシアのゲレンジークという場所が気になったので検索したところ、「ゲレンジーク プーチン宮殿」とヒットして思わず苦笑してしまいました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2021年読了分
感想投稿日 : 2021年7月27日
読了日 : 2021年7月27日
本棚登録日 : 2021年7月27日

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