熱欲 (中公文庫 と 25-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (2005年6月1日発売)
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本棚登録 : 1006
感想 : 64
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鳴沢さん三作目。ブクログのレビュー見てると、みんな同じような感想…中だるみっぽいとか、ワンパターンになってきたとか、恋模様のパターンもお約束になってきたとか。たしかに、たしかに(笑)わたしもそう思った…今回は。事件が詐欺系で、ちょっと疾走感に欠けるというか、いつもの鳴沢さんぽくないって思ったのもあったけど。でもね、事件云々よりも、鳴沢さんの恋模様だよね。わたし的にはここが一番の注目点なのですよ。わたしは、今回の優美…なんか嫌だったなあ。確かにさ、鳴沢さんって気が多いよね。もっとこう、しゃんとしてよ!って思う。事件の度に、そこで出会う人にちょっと惹かれてなんかよく分かんないけど微妙な関係になって好きなの?気になるの?みたいになって、場合によっちゃ気付いたら体の関係…みたいなさ。なんかそういうの、やだ、鳴沢さん!(笑)もっとちゃんと、して欲しいなあと思う…。優美はなんか変に気が強くて性格もわたしの嫌いなタイプで嫌でした。前作の冴のが良い。好き。こういうシリーズになると仕方ないのかもしれないけど、やっぱりパターンが決まってきちゃうのかなあ。恋模様に関しては、ほんと、もっとちゃんとして、鳴沢さん。でもそんな鳴沢さんがわたしは好きなのです。恋してるのです。だから、余計苛々するのです。おわり。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 堂場瞬一
感想投稿日 : 2012年3月22日
読了日 : 2012年3月22日
本棚登録日 : 2012年2月8日

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