ちょっと前作から間が空いてしまいましたが大好きなシリーズを読み返そうということで引き続き。
「東口ラーメンライン」…読んでるとラーメンが食べたくなってしまうお話。ツインタワー1号2号の小倉保・実のラーメン屋、七生が何者かによって嫌がらせを受ける。ゼロワンも出てくる。ツインタワーとあずみの三角関係がちょっと微笑ましい。最初のお話には丁度いい、割とさくっと終わるお話。
「ワルツ・フォー・ベビー」…ガードレールや電柱に針金なんかでとめられたしおれた花束。そこから始まるか、と最初から切なくてもっていかれた。お話は本当に悲しくて切ない。本当にこれでよかったのか、それは誰にも分からないけど、父として、そうするしかなかったんだよね。年の瀬の悲しいお話。
「黒いフードの夜」…ビルマ人のサヤー。また吉岡さんがいい味だしてる。あとラジオも登場、映像作成に協力してくれる。お話の終わり方がすごく爽やかでぽかぽかした春の暖かい日差しが目に浮かんでくる、ほっこりする終わり方。すごく好き。
「電子の星」…肉体損壊ショー。マコトがまさかショーに潜入するなんて。怖いけどハラハラドキドキ。サルとギンジの協力も素敵。夏の爽やかな戦いのお話。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
石田衣良
- 感想投稿日 : 2016年1月9日
- 読了日 : 2016年1月9日
- 本棚登録日 : 2016年1月9日
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