ポップス歌手の耐えられない軽さ

著者 :
  • 文藝春秋 (2021年10月8日発売)
3.44
  • (8)
  • (23)
  • (33)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 315
感想 : 35
5

現在66歳の桑田佳祐が2020年から文春に連載した本。
『頭もアソコも言いたいことを言っておきたい』だ。

毎週の締め切りに追われる大変さと書いて遊んで、
楽しんでいる文章もあり、著者である桑田の日常と頭の中が少し見えてきて、嬉しい気分になる。

本書以外でも読んだ気がするが、デビュー曲の
『勝手にシンドバット』は曲名がパクリのサンドイッチだ。
そして、なんとイントロ(ラララの部分ね)もスティービーワンダーの曲を拝借しちゃったらしい。
こんな調子で結構、告白めいた事も書いている。

作曲についても、こう言っている。
『作曲なんてものは、潜在意識の中にいつの間にか
記憶されたものが、偶然出てきただけに過ぎず、
神がかった才能でも何でもない』ということ。

サザンオールスターズのデビュー日が6月15日。
今年2022年で44周年。
その記念日は何か楽しいイベントを行っている。
2018年が40周年、キックオフライブ。
2019年はデータブック刊行。
2020年はコロナ禍に横浜アリーナで無観客配信ライブ。
2021年は映画『稲村ジェーン』のDVD発売。

さて、今年は何をやるんだろう?楽しみだ。

本書では、桑田氏がこの言葉が印象に残った。
『おそらく、一生音楽人生宣言をさせて頂きます。』

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 音楽
感想投稿日 : 2022年5月15日
読了日 : 2022年5月15日
本棚登録日 : 2022年5月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする