「Obedience to Authority (権威への服従)」の新訳版。
今はもう、倫理上の理由で出来なくなってしまった
心理学の有名な実験をまとめた本。
本書で注目すべき点は、権威への服従が
いともたやすく生じることに加えて、
実験計画の完成度の高さにある。
反論の芽を摘むように修正されつつ繰り返される実験は、
心理学を専攻している私にとって、読んでいて圧倒された。
ただ、訳者あとがきが若干本体と比べて
見劣りする箇所が多いので、そこがマイナス。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
心理学一般
- 感想投稿日 : 2011年1月19日
- 読了日 : 2022年4月30日
- 本棚登録日 : 2011年1月19日
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