丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。2 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2018年4月25日発売)
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本棚登録 : 337
感想 : 16
4

前作同様にとても面白かったです。冒頭で澪ちゃんが社会人2年目になっていたことには驚きました。その割には1年前から変わらない立ち位置…( 小声 )

そして相も変わらず、幽霊出てくると途端に怖くなります( 怖いの苦手だけど読みたい怖いもの見たさなのです )怖かったですが、2つ目の事件では思わず泣きました。実際には知りようはないですが、『純粋に自分を犠牲にしてでも赤の他人を助けた上で他の人も助けるためにそこに留まり続ける人』は、本当にひと握りしかいない気がします。
悲しいけれど、前を向けるそんなとても素敵なお話でした。

そして前作から思っていましたが、次郎さんはあらすじに書かれているほどのドS設定なのに、ドSとかじゃなく少しツンツンしている( 少しひねくれたところもある )いい人にしか見えないです。笑
めちゃめちゃ部下を守るし、自分の業務終わってなくても心配して付き合うし、何時でも走って駆けつけてくれる、とてもいい理想な上司な気がします( 働いたことないので曖昧ですが )
言葉遣いや行動の全てが優しさに溢れてる…。

高木さんと次郎さんの関係性がとても良くて羨ましくなりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ホラー
感想投稿日 : 2022年8月23日
読了日 : 2022年8月23日
本棚登録日 : 2022年8月14日

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