脳科学者・中野さんの著書。
タイトルに引かれて手に取りました。
内容は平たくいうと「京都のイケズ」、言いにくいことをどう相手に伝えるかについて。
興味深い。
自分の心に無理をさせず、相手のリベンジを誘わず、いつでも逃げられる京都独特の言い回し。
私もエレガントにサラッと毒を吐けるようになりたい。
直接的に言うと角が立つ。
言わないと自身の心が削られていく。
蓄積されていくモヤモヤ、板挟みの苦しみは、誰しも多かれ少なかれ経験があるのでは?
困ったケース別の活用例も載っていて、読んでてクスリ。
それらを使うようなシーンに遭遇したくありませんが、本書を読むとちょっと試してみたくなる(笑)
スキル云々以前に、個人的に京都のやわらかい話し方って好きなんですよね。
歪曲の言い回し文化が現代まで継承されてきた時代背景や考察は「なるほど」と思えた。
京都以外でどこまで実用的かは疑問だけど、失礼な言動に対しての“オウム返し”は早速試してみたい。
ユーモアと毒(皮肉)が込められた言い回しが絶妙。
読み物としてサラッと楽しめました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年4月24日
- 読了日 : 2024年4月24日
- 本棚登録日 : 2024年4月22日
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