珈琲店タレーランの事件簿 3 ~心を乱すブレンドは (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

著者 :
  • 宝島社 (2014年3月24日発売)
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本棚登録 : 3813
感想 : 288
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バリスタの大会に出場し、3つの怪事件を解く切間美星。密室です。読み終わって感じたのは、この作者は短編の方が良いということ。ただ長いだけでトリックとかも、それほどではない。謎解きものとして楽しめるが、いつものヘビー級のキャラ押し展開もなりを潜め。何となく消化不良に感じたのは、着地点の心地悪さ。大会は隠ぺい体質で、あれだけのことをしても警察沙汰にしないし、甘い対応にはウンザリする。やってることは極悪なのではないかと思う。こんな奴らの作る珈琲は飲みたくない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年6月10日
読了日 : 2019年6月10日
本棚登録日 : 2019年6月10日

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コメント 1件

moboyokohamaさんのコメント
2019/06/11

そうですね〜
バリスタという縛りの中での作品作りに苦しんでいるのでしょうか?

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