幼な子われらに生まれ (幻冬舎文庫 し 4-2)

著者 :
  • 幻冬舎 (1999年7月1日発売)
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感想 : 114
5

めちゃくちゃ良かった。
めちゃくちゃ泣いた。

子連れ再婚て難しいとは想像してはいたけど、
特に思春期の女の子になると、
扱いにくいよね、
ましてちょっとひねくれてるような子だと更に。

主人公が長女に暴力を振るってしまったり
妻に冷淡な態度をとってしまう部分は
すごく辛くて、家庭崩壊、
もう限界別れたいと思う気持ちにも共感でき、

長女が実の父との約束を破って
すっぽかされた父の気の毒さや
プレゼントのセンスの無さにも
切ない気持ちになって、
後半はめちゃくちゃ泣けた。

アンジーの
一番近くにいる人を一番好きでいること、
って、すっごくいい考えだよね。
なかなか難しいとは思うけど、
こういう考えに出会えてよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月12日
読了日 : 2022年7月12日
本棚登録日 : 2022年3月24日

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