食をきっかけに、ひょんなことから同居することになった2人とその周りの人々を描いた作品で、いろんな人の心の機微が楽しめる作品だったと思います。
本作の構成として、連作短編集で、短編内には日常の描写が描かれるとともに1つの料理がピックアップされます。その料理はそれぞれの登場人物の心境や関係性を象徴するかのように登場するので、単純なものであっても意外と印象的な感じがありました。
ダメな男やフシダラな関係性が登場してくるのは、まぁ千早さんらしい感じがありますが、食を一緒に楽しめる関係というところにピックアップしたのは面白かったかなと。恋人とは違うけど、美味しいを共有できる関係性ってのは、特別だなぁと思いますね…
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年12月8日
- 読了日 : 2023年12月8日
- 本棚登録日 : 2023年12月8日
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