水が飲料として飲まれるまでの歴史。主に欧州の水事情、歴史を紹介する。
水道水が当たり前に飲まれる現代の日本と違って、水が危険な飲み物として敵視される時代があったらしい。水が健康に良いと認識されるようになったのはつい最近のことであり、過去には水よりもアルコールのほうが飲み物として重要と考えられていた。あのゲーテも飲むなら水よりアルコールと公言していたようだ。よく考えてみれば、欧州のような大陸の水には不純物も多く、体に必要とは判っていても、体調を崩す原因にもなったり、そのまま飲むにはかなり抵抗があったのだろう。まあ現代でも水よりアルコールが好きな人が多いのは、どの世界でも同じようですが。
この本では、水に纏わる様々なエピソードが紹介されていて、大変興味深く読めた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2017年4月11日
- 読了日 : 2016年12月10日
- 本棚登録日 : 2016年12月10日
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