第一話を読みながら、この物語は人としての生き方を示してくれる月刊誌の「致知」を読んでいるように感じた。
京言葉がサクサクと快く響く。
実際に路地での下駄の音さえもが聞こえてきそうで、その場所に一緒に居るような一体感になれる人情味ある物語。
女将もも吉お母さんの季節に合わせた着物や帯の柄など、細かい所の描写からも、京女の「粋」が随所に感じられた。
京都に行きたいけれどもインバウンドで遠慮をしています。お洒落なcafeや麩もちぜんざいなど甘味処の散策も素敵ですね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年4月10日
- 読了日 : 2024年4月10日
- 本棚登録日 : 2024年4月6日
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