こどものじかん(12) (アクションコミックス(コミックハイ! ))

著者 :
  • 双葉社 (2012年9月12日発売)
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本棚登録 : 319
感想 : 19
5

人格形成において最重要な時期である小学生。その担任となれば、児童への影響は大きい。しかしどれだけ影響力があろうと、関われる時間は有限だ。ましてや進学して中学生にもなれば、過去を振り返る暇などない。黒への補講、宇佐との面談。今してあげること、今してあげられること、人の関わりの有限さが痛いほど伝わってくる巻だった。鈴の「私は、先生の一部になれた……?」というセリフはこの巻を、引いては「こじか」全体を象徴するものになるかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マンガ
感想投稿日 : 2012年10月6日
読了日 : 2012年10月6日
本棚登録日 : 2012年10月6日

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コメント 2件

シキさんのコメント
2012/10/08

お前が俺を先生にしてくれたんだ、あのシーンに不意に目頭が熱くなるものを感じました。いいレビューです(^-^)/

ばかいぬさんのコメント
2012/10/31

遅くなりましたが、ありがとうございます! 先生から児童に一方的に与える関係じゃない、相互に与え合って成長していくんだという、とてもステキなシーンですよね。

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