最後のシーンがぐっときた。
お互いにいろんな想いを抱えながら、東京という非日常から元いた場所に戻っていく。でもそこには前と同じではない、何か違う感情がある。
でも二人とも、きっと死ぬまでその想いを誰にも口にすることなく、しかしふとした時に思い出す、そんな気持ち。
日本のことをけなされていると感じる人もいるかもしれないけど、私はこの映画を見て、日本が、東京がより好きになった。
東京から早く帰りたくてしかたがなかったはずなのに、そこで出会った人やモノたち、もう二度と会えないと分かっているから、より一層きらきらして見える。
異国になじめない孤独が二人を引き合わせた。この場でなければなしえなかった出会い、淡い口にしがたい感情、それをすべてひっくるめて、最後のシーンに心打たれました。いい!!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
洋画
- 感想投稿日 : 2011年6月12日
- 読了日 : 2011年6月12日
- 本棚登録日 : 2011年6月12日
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