Kさんの感想・レビュー

みのりの手 (ディアプラス・コミックス)

著者 : スカーレット・ベリ子

• 新書館 (2015年7月30日発売)

▼あらすじ
ヤクザから芸能人まで、さまざまな男の下半身をとろけさせる、美形マッサージ師・重藤稔。
みのり先生の「スペシャル」な施術を受けたお客たちは、身も心も下半身もリラックスして再び仕事に戻ってゆく。
そんなみのり先生には雨の日に思い出すある記憶があった。ぬかるみのグラウンドと、胸が締め付けられるようなあいつの笑顔ーー。

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昔、Renta!で試し読みをした事があり、絵も綺麗だし結構面白そうな内容だったのでいつか単行本になったら読みたいと思っていた作品でした。
なので今回、かなり期待して買ったのですが…いざ読んでみると思ってたのとちょっと違って、私には合わないな…と思いました。

王子様みたいな顔してドSって設定はギャップがあって良いなと思いましたし、大和が出て来る一話は結構面白かったのですが、正直、一話や二話のようなエロコメディ系の話がずっと続くと思っていたのでいきなりのシリアス路線に戸惑ったといいますか…。

これが一話完結系のライトなお話でしたらまだ普通に楽しめたと思うのですが、私が基本一棒一穴主義なので、好きな人がいるにも関わらず平気で他の男に手を出すってところにモヤッとしてしまい…。
あとは完全な好みの問題になってしまうのですが、稔と壮太なら壮太が攻めになって欲しかったなぁとか、最後だけでも良いからリバが見たかったなぁとか色々思ってしまったりして、最後まで集中してストーリーを楽しむ事が出来ませんでした。
ホント、稔が受けだったら最高に萌えたのに…。

とは言え、絵は綺麗ですし、何よりエロシーンの描写が濃厚！ってぐらいエロいのでそこは大満足です…(笑)
ラブシーンデッサン集やポーズ集を出しているだけあって、特に身体の描き方や絡みの描写が凄く上手いと感じました。

私のように稔先生は受けじゃないと嫌！って人にはあまりお勧め出来ませんが、一見、受けにみえる攻めや綺麗系の攻めが大好物な方には是非お勧めしたい作品です。

感想投稿日 : 2015年9月13日

読了日 : 2015年9月13日

本棚登録日 : 2015年9月12日