▼あらすじ
俺には愛情を貰う権利なんてない――。
ジュダと番になり、ジークフリード家で暮らすことになったダートは、離ればなれになった妹を探そうと屋敷を抜け出しては叱られる毎日を送っていた。
屋敷ではハーレムのオメガから嫌味を言われ、ジュダとは喧嘩を繰り返していたダートだが、不器用ながらもダートを気に掛けるジュダの優しさに気付いていく。
しかしそんな時、ジュダには過去、番にしたいと思った相手がいたことを聞いてしまい――。
***
ストーリーの完全度:高い
トーン:せつない・シリアス
エロ度:普通
萌え度:高い
総合評価:★4.5
2巻もあっという間に読み終わってしまいました。
ちょっとは進展するかな〜と思いきやこの二人、なかなか上手くいきませんね(笑)
良い感じになったと思ったら喧嘩してすれ違って…。魂の番なのにどうしてこんなにも拗れてしまうのか不思議でなりません。まぁ、そこがこの作品の見所でもあるので今回もやきもきしつつ最後まで楽しく読ませていただきました。
2巻では中盤辺りからダートが成長して短髪になるのですが、個人的には髪は長い方が好みでしたね。成長したダートも男らしくて好きなんですが、ジュダの言う通り可愛げはなくなっちゃったかな。めっちゃスレてるし(笑)
しかしまぁ、この二人はいつになったら素直になるんですかね…。ダートもジュダも本心を口にしないから見ていてもどかしいのなんの。早く両想いになってこの二人がイチャラブしているところが見たいです。
そういえば物語の最後でフリオが登場しました。誰がどう見ても再会を喜び合えるような雰囲気ではないので、今後の展開が非常に気になります。ダートはフリオ達と一緒にのんびり平和に暮らす事を夢見ていましたが、果たして彼らはどんな気持ちを抱えながら今まで生きて来たのか…。
まぁ、十中八九ダートとはまた違った苦しみを抱えながら生きてきたんだろうな。
妹とはまだ再会できていませんが、最終的にはダートが望むような関係に戻れる事を祈るばかりです…(;_;)
次の巻も期待してます。願わくば、ダートとジュダの仲がほんの少しでも深まりますように…。
- 感想投稿日 : 2020年10月15日
- 読了日 : 2020年7月28日
- 本棚登録日 : 2018年5月12日
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