百頭女 (河出文庫 エ 1-1)

  • 河出書房新社 (1996年3月4日発売)
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感想 : 61
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感想なんてあんまり…って感じだけど、おもしろい本。暇なときパラパラめくってみてもいい。コラージュに興味をもって、自分でも色々と試してみたっていい。僕はエルンストの真似事をしてみたくなった。
以下が好き。

>パリ盆地では、鳥類の長ロプロプが、街灯たちに夜の食事を運んでくる。

>それでは私のおじを紹介しよう、いつも日曜日の午後、私たちはおじの髭をくするぐるのが好きだった。

>幽霊たちと蟻たちがいるだけで、ほとんどひとりぼっちの――ジェルミナル、私の妹、百頭女。

>その球体-幽霊の上で、ただひとり生き生きと、美しく、自分の夢にいろどられた――惑乱、私の妹、百頭女。

>歓喜の海。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年6月19日
読了日 : 2012年6月18日
本棚登録日 : 2012年6月2日

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