天才の秘密 アスペルガー症候群と芸術的独創性

  • 世界思想社 (2009年10月9日発売)
3.00
  • (1)
  • (3)
  • (8)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 79
感想 : 6
3

 創造行為が、アスペルガー的な必要から発した生き方そのものなのだという文章に会って生き方を変える事にした。いやむしろ元に戻すというべきか。

 自閉でない「普通の」人に向けて発された生きる知恵やライフハック、はては(二次障害としての)鬱を「治す」ための認知療法その他や「癒す」ための色んな言葉、色々試してもフラストレーションが溜まるばかりだった。

 今のところ、鬱や自閉についての知見はそれぞれ独立していて、自閉から生じた鬱に特化した対応法は蓄積がないし、(自閉からくる)過集中と(躁状態としての)過活動をきっちり見分けるなんてことも一般的ではないんだと思う。

 だから自分でカスタマイズするしかない。

 圧倒的な集中力をどう生かすか、それが鍵なんだと思う。

序章 アスペルガー症候群と芸術的独創性

第1部 アスペルガー症候群と作家
1 スウィフト
2 ハンス・クリスチャン
3 ハーマン・メルヴィル
4 ルイス・キャロル
5 イェイツ
6 コナン・ドイル
7 ジョージ・オーウェル

第2部 アスペルガー症候群と哲学者
ウィトゲンシュタイン
8 スピノザ
9 カント
10 シモーヌ・ヴェイユ

第3部 アスペルガー症候群と音楽家
11 モーツァルト
12 ベートーヴェン
13 サティ
14 バルトーク

第4部 アスペルガー症候群と画家
15 ゴッホ
16 L・S・ローリー
17 アンディー・ウォーホール

終章 芸術的成功を促進するアスペルガー症候群の特徴とは?

■著者 M フィッツジェラルド ( Michel Fitzgerald )
 病跡学の人みたい。
■訳者 井上敏明(監訳), 倉光弘己, 栗山昭子, 林知代
 井上氏 六甲アスペルガー研究所所長, 六甲カウンセリング研究所所長, 臨床心理療法家

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ├自閉/発達障害
感想投稿日 : 2010年5月12日
読了日 : 2010年6月12日
本棚登録日 : 2010年6月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする